金城大学短期大学部生が能登の森と能登ヒバの魅力を体験!
先日、金城大学短期大学部の皆様が、能登の豊かな自然とその恵みである能登ヒバについて深く学ぶため能登と山と、のと里山工場へ現場見学に訪れてくださいました。
実はグループ会社である、NOTOHIBAKARA BAKERYの紙袋(ショッパー)は、毎年変化しており、
学生側でデザイン制作を行い、プレゼンテーションを経て、社内検討したものが、パンをご購入いただいた皆様のお手元に届くようになっています。
この訪問は、能登ヒバの観察だけでなく、サステナビリティと地域貢献への理解を深める、大変貴重な機会となりました。
午前中は、一行は能登ヒバが育つ森へと移動し、能登森林組合様にご案内いただきながら、その独特な生態系と能登ヒバの生命力を間近で体感しました。
「森力の森」や「元祖能登ヒバ」の見学を通して、学生たちは能登ヒバが、どのようにして森の中で育まれるのかを学びました。
特に「元祖能登ヒバ」を目の当たりにすることで、能登ヒバが地元で「アテ」として親しまれ、古くから輪島漆器の木地や金沢の小羽根などに利用されてきた歴史的価値、
そして「ヒノキよりも格段に腐りにくく、丈夫で長持ち」という優れた耐久性を実感していただけたことと思います。
この森の恵みを守り、次世代に繋いでいくことこそが、加賀木材の「山への恩返しプロジェクト」の根幹であり、
参加者の皆様にもその重要性を肌で感じていただけたことでしょう。
昼食は、地元の食材を活かしたお弁当などで短い休憩を挟み、能登の食文化にも触れる機会となりました。
午後の部では、能登中核工業団地コミュニティセンターでの座学の後、いよいよ加賀木材の工場見学へと移りました。
ここでは、森で育った能登ヒバが、どのようにして「NOTOHIBAKARA」の製品へと生まれ変わるのか、その製造工程を詳しく見学していただきました。
学生の皆様は、天然成分100%にこだわったエッセンシャルオイルやエッセンシャルウォーターが、
どのようなプロセスを経て製造されているのかを間近で見学。
確かな除菌・除ウイルス・消臭力やリラックス効果が生まれる背景、
そして能登ヒバに多く含まれる「ヒノキチオール」という天然成分が、
製品にどのような素晴らしい効果をもたらすのかについて、深い理解を得ていただけたことと思います。
加賀木材は、担い手のいない山林が抱える問題に対し、林業の活性化を目指して「より付加価値の高い木材を開発」しています。
その一環として、不燃木材や能登ヒバ・スギなど石川産の木材を使ったフローリング材などの製品化を自社工場で進めており、
能登ヒバを余すことなく活用する私たちの取り組みもご紹介させていただきました。
学生たちは、製品化の過程や品質管理について学ぶことで、能登ヒバの持つ本質的価値とその持続可能性について深く考える良い機会になったことでしょう。
加賀木材は、これまでも「小学生の発表資料修正」や「高校生材料出荷」といった教育活動にも積極的に関わっており、今回の訪問もその一環として大きな意味を持ちます。
【最後に】
今回の訪問を通じて、金城大学短期大学部の学生の皆様には、
能登ヒバの持つ無限の可能性と、持続可能な社会への貢献について新たな視点を得ていただけたものと確信しております。
加賀木材が提唱する「山への恩返しプロジェクト」は、人と自然を繋ぎ、その暮らしを未来に繋ぐための活動です。
今後も、このような地域連携や「木育」活動を積極的に展開し、金沢、そして石川の未来を地域の方々と共に豊かにしていくことを目指してまいります。